こんにちわ。日向葵です。
今回は高知県の郷土料理、どろめ汁というものを作ってみました。高地では有名で、どろめ祭りなどが行われるほどです。さて、このどろめとはいったい何なのか……。
実はしらすのことです。関東ではイワシの稚魚のことをしらすと言いますが、高知ではどろめというとのことです。
つまり、どろめ汁とは、しらすの入った味噌汁のようなものです。

しらすと一緒に豆腐とわかめをいれてみました。
作り方は非常に簡単です。では、さくっと作り方を紹介していきます。
材料
- しらす :40g
- 豆腐(木綿) :1/2丁
- わかめ(水で戻るやつ) :適量
- 味の素 :4振りぐらい
- みそ :通常より少しすくなめ
- 粉末出汁 :水の分量に合わせて適量
作り方
1.わかめを水で戻し、豆腐を切る


まずはわかめと豆腐の準備をしましょう。豆腐はちょうどいいサイズに角切りし、わかめは水で戻します。
今回は豆腐の分量を間違えて1丁入れてしまいました。豆腐が多い分には問題ないのでこのまま進めます。
2.鍋に調理量を入れて火にかける

わかめが水で元に戻るのを待っている間に鍋の準備をします。
鍋に水を入れて、そこに味の素と粉末出汁を入れます。粉末出汁ですが、もし使用している味噌が出汁入りだった場合は不要です。味噌に含まれる出汁と鍋に入れた出汁とで、出汁の味が強くなりすぎて癖の強い感じになってしまいます。粉末出汁を入れる前に使用する味噌が出汁入りかどうか確認してから入れるようにしてください。
粉末出汁を入れたら軽くかき回して火にかけます。
3.具材を入れて少し煮る

少し煮立ってきたら、豆腐、わかめ、しらすを投入します。
そして豆腐が温かくなるぐらいまで煮ていきます。
4.味噌を溶かしていく

豆腐が温かくなるぐらいに煮えたら火を止めて味噌を溶かしながら入れていきます。
この手順は味噌汁作るときと大体同じなので、味噌汁作るイメージで対応してもらえればと思います。
しらすと出汁のうまみをしっかり感じたい方は、味噌を少し少なめにすると素材のうまみを感じられます。
今回は少し味噌を少なめに作っています。味噌が溶けたら、完成です。
実食と感想
というわけで、完成したのがこちらになります。

見たままを言うと、しらすの入った味噌汁です。それ以上でもそれ以外でもありません。
ちょっと豆腐の量が多すぎて見栄えがちょっとあれですが、味噌と出汁のいい香りがします。
味噌の量を少なめにしましたが、一口飲んでみるととてもやさしい味わいが口の中に広がりました。個人的にはしらす感がちょっと少ないかなと思ったりもしています。豆腐が温まる程度しか煮えていないのでそこまで出汁が出なかったか、もしくは粉末出汁の味が強すぎてしらすが負けたか……なんとなく後者のような気がします。
分量間違えたかな?
それでもおいしいことには変わりありませんのでしっかり完食しました。
家族にもふるまったら割と好評で、おいしいと言ってもらえました。しらすの味噌汁ということで少し珍しいといわれましたが(笑)。
確かに関東でどろめ汁なんて食べるところがほとんどないのでかなり珍しいかもしれません。
ですがしらすはカルシウムやビタミン類の栄養素が多く含まれた食材ですのでよかったら作ってみてください!