外を出ると雪が降っていた。服に着いた白い雪をさっと払って傘をさす。
寒さに身を震わせ、思わず吐いたと息が真っ白く、ゆっくりと空へ上がる。
歩きながらいつもの光景を眺める。やはり、雪が降っているせいか人は少ない。
なんて始まり方がしそうなほど寒かったですが、いつものように魚を買いに行ってきました。雪が降っていて意外と少ないんじゃないかなと思ったんですが、予感は的中。刺身にできそうな魚は凄く少なかったです。
多分漁に出る船も少なかったのでしょうか。もしくは、雪のせいで外に出るのを控えると見越して飲食店を運営している方が仕入れに来なかったんでしょうね。

こんなに大きくてびっくりするぐらい大きなタラが、なんと1500円で売っていました。僕の知っているタラの価格はキロ1200円なので、本来このサイズを購入するには6000円ぐらいすると思うんですよね……。
なんか安く仕入れられたとかで、しかも客が少ないはずなのに大量に仕入れてしまったとか……。いやぁ、すごくいいたらを買ってしまいました。
でも、今回はタラの記事ではありません……。
このタラは鍋にしておいしくいただきましたっ!
ちなみに雌だったのでたらこが入っていましたよ?
今回の主役はこっちです。

ででーん、芝エビ。ぶっちゃけ名前しか知りませんが、見た感じ、赤くて長い触覚? が特徴のエビで、サイズは……甘えびよりも小さいぐらいだと思います。
いや、あいつは頭がでかいだけでそんなに大きくなかったような……。
まあそこら辺は置いてきましょう。タラと一緒にこのエビも買ってきました。
価格はなんと500円。よく分かりませんがかなり安く購入しています!
今回はこのエビを使って料理していきますっ!
料理開始っ!
もうすでに写真は出してしまったのでその他材料をご紹介っ!
【芝エビの素揚げ】
- 材料
- 芝エビ
- 小麦粉
- 塩
ハイ、今回はそんな料理っぽい何かを作るつもりはありません。
揚げれば殻もおいしいらしいので、パリッと揚げていこうかと思っています。
というか、お店の人に訊いたらそれがかなりおいしくて、ビールに合うとかなんとか。早速作っていきましょう。
1.エビに小麦粉をまぶす

素揚げと言っても油で揚げようとしているこいつはエビですからね。
尻尾や触覚、殻の隙間なんかに水分が付着している場合があります。そのまま上げようとすると油が跳ねて大変なことになってしまいます。
なので最初は小麦粉をまぶしてあげましょう。こうすることである程度水気が飛んで油に跳ねなくなります。また、この小麦粉が良い感じにサクッとした触感を出してくれるのでおいしくなります。まあ僕の主観で、ですがね。
2.油でどんどん揚げていく!

小麦粉を付けたら油へどーん。という訳で、油に投入します。最初は写真のようにぶわっとなります。また、芝エビの長い触覚が絡み合ってほどけないんですよね。なのでそのまま上げています。そのせいか一塊、まるでかき揚げを揚げているみたいな状態になります。数十秒置いておくと泡が落ち着いてくるので、菜箸で触覚を砕くイメージでエビを一つずつ外してください。油で揚げたおかげで触覚が脆くなり、あっさりと砕けるはずです。

分けてあげると、写真のようにぷかっと浮いてきます。ある程度揚がったら油から出してあげてください。とてもおいしくなっているはずですよ。
お好みで塩を振って完成ですっ!
実食っ!
という訳で出来上がったのがこちらっ!

普通においしそうなのができました。見ただけで涎が……。
後、なんでしょうか、こう、グイっと行きたくなる見た目をしていますね。
早速食べていきましょうっ!
いただきますっ!
大き目なエビをパクリと食べて……うまぁ!
エビの天ぷらみたいですけど、スナック菓子感覚でサクサク食べれます。
海老天を食べている時に感じる、エビ特有のぷりぷり感はあまり感じませんが、濃厚なエビの風味が口いっぱいに広がります。
サクッとした触感が何でしょうか、某スナック菓子を思い出させますね。
もしかして、元になったエビがこれなんじゃ……。
まあその辺は置いておきましょう。
ちょっと塩をまぶして食べると、濃い目の味が口を侵食し、何か飲みたいという欲求にかられます。そこにグイッとキンキンに冷えたビールで流し込めば……うん、最高の時間を楽しめます。
ただ一点、微妙なところがあったとすれば……思ったよりエビが大きかったことでしょうか。からのサイズ的にちょうどいいのですが、口に含むとチクチクする感じが少しだけしますね。下手にぼりぼり食べると怪我をするかも。特に頭のカラが食べた時に気になりました。そういうチクチクっとしたのを避けたい場合は、頭を落として油で揚げるといいかもしれませんね。それか尻尾から食べるか。僕は後者をお勧めします。
まとめ
今回は雪が降っていたせいか、かなり格安で仕入れることが出来ました。
そんな格安な食べ物でも、品物が素晴らしい。
油で揚げるだけで簡単にお酒のおつまみが完成してしまいました。
芝エビは長い触覚が特徴的ですが、油で揚げてやることであっさりの取れます。無理に切る方が手間になるかもですね。後炒め物にもおいしいとかなんとかって言ってました。個人的には油で一回上げて触覚をどうにかした後、炒め物に使うとおいしくなるんじゃないでしょうか。
(触覚切るのめんどくさそうでやりたくない……)
おっと、ホンネが……。
まあとにかく、今回は激安食材でとっても美味しい酒のつまみができました。
さてさて、今度は何を買おうかな!
という訳で、今回もごちそうさまでした‼