いつものように、ぶらりとお魚を買いに行って、よく見るが買ったことのないお魚を見つけました。
誰もが知ってみたことがあると思われる有名なあの魚。そうです。

てってれてってってー、ホウボウ。
赤くてヒレがとてもきれいなお魚ですね。なんか毒を持っていそう。
見た目がちょっとアレですが、実はこのお魚、めちゃくちゃおいしいお魚なんです。それでいて1000円というお手頃価格。難しそうに見えてあっさりと三枚におろせるという優れもの。
この魚を見て、ふとある名言を思い出します。
「赤い魚は上品な出汁が出ておいしい」
この言葉を思い出した僕は、速攻ホウボウを買いました。ちなみに、お店の人に、「あらは絶対に取っておいて、アラ汁を作るといいよ。めちゃくちゃおいしいから」とオススメされました。
赤い魚は上品な味、そしてお店の人にまで進められるホウボウのアラ汁はどんなにおいしいんでしょうか。
僕には想像がつかなかったので、とりあえず作ってみることにしました。
作って食べてみればきっとわかることでしょう。
調理開始っ!
今回使う材料がこちらっ。

ホウボウのアラ、ということで、こちらを使ってアラ汁を作っていきたいと思います。ちなみに、身はお刺身でいただきました。ホウボウは刺身も絶品ですねっ。
そのほかに使う材料がこちらっ
【ホウボウのアラ汁】
- 材料
- ホウボウのアラ :一匹分
- 昆布 :2枚ぐらい
- カツオ :二つ掴み
- 塩 :一つまみ
三つ葉などをトッピングして作るのもアリだと思うのですが、今回買い忘れたのでシンプルに作っていこうと思います。
この材料たちを使って、早速作っていきましょう。
1.アラをしっかり洗う

まず最初に、ぶつ切りにしたアラをしっかり洗いましょう。特に頭を念入りに洗ってください。
たまについてるんですよね、エラの残りとか内臓とか。そこら辺が残っていると、せっかくとれる上品な出汁に、えぐみとか生臭さが混じってしまいます。なのでこの段階でしっかりと落としましょう。
2.黄金出汁にアラを入れる

鍋に水と昆布を入れて、昆布が柔らかくなるまで待ちます。それから沸騰直前まで火をかけて昆布だしを作ります。昆布を取り出したら、鰹節を入れて、3分ほど待つと、綺麗な黄金出汁ができます。
まあ、勢いと勘と感覚で出汁を取っているのでこれが正解かわかりません。
自分の好みに作りましょう。
良い感じに作った黄金出汁にアラを入れてじっくり煮込みます。沸騰させると出汁が濁るので、弱火でじっくり出汁を取っていきます。
ある程度煮えたら、塩を入れて、完成。
正直に言いましょう。塩が一番重要です。入れ過ぎるとしょっぱくなりますし、少なすぎると、味が弱すぎますので。その辺は好みが分かれるところだと思いますが、大体1%ちょっと入れておけば大体OKなんじゃないでしょうか。
これで、ホウボウのアラ汁が完成っ!
実食っ!
完成したのがこちらっ。

ちょっと火力が強すぎたせいか、濁ってしまいました。あと三つ葉なんかあれば彩が良くなっておいしそうに見えるのですが、残念ながらそんなものはありませんでした。
ちょっと見た目寂しいですが、まあ大丈夫でしょう。
という訳で、早速食べてみようと思います。いただきますっ。
うわ、うまいっ。出汁がすごく効いています。後塩が入っているおかげか、うまみがとても強く感じられますね。
赤い魚ってこんな出汁が出るんですね。そういえば、タイのアラを使ってアラ汁を作ってもめっちゃおいしい。赤い魚、また見かけたら買ってみようと思いますっ。
まとめ
今回は、ホウボウのアラを使ってアラ汁を作ってみました。
めちゃくちゃおいしかったです。ホウボウでこれだけおいしいのですから、他の魚はどうなんだろうと気になりますね。
鯛は絶対においしいですが、他に赤い魚って……。
甘鯛、オナガダイ、アカムツ、アカヤガラ、キンメダイ……意外と赤い魚思いつきますね。今度は違う魚でおいしいアラ汁を作って、食べ比べなんてしたら楽しそうです。
今回もごちそうさまでした。