今日はクロムツの塩焼きを夜に食べるんだー。そう思って朝、冷凍庫から冷蔵庫に映しました。
ですが、仕事から帰ってきたころには、「なんかムニエルが食べたいなー」という気分になってしまいました。
誰でもそういうときってありますよね。
という訳で、今回はこの前買ったクロムツでおいしい料理を作っていきたいと思いますっ!
調理開始っ!
という訳で、今回の食材がこちら。

クロムツ、ということで料理をしていきたいと思います。
ムニエルを食べたいのですが、柵一本は多いですし、頭をムニエルにはしません。ついでなので、今日は4品ほど作ろうかと思います。
1品目:クロムツのムニエル
2品目:クロムツのお吸い物
3品目:クロムツの湯引き
4品目:昆布とねぎの酢の物
一つクロムツと関係ない料理がありますが、お吸い物を作る際に出し取りで使う昆布がもったいないので作ろうと思います。
まず、お吸い物を作るための昆布を用意しましょう。乾燥している昆布を一度水で戻します。

とりあえず、これで放置。その間にムニエルとお刺身の準備をしていきます。
まず、柵を半分に切ります。今回は頭側をムニエルに、しっぽ側を湯引きにしようと思います。
という訳で、ムニエル用の切り身に軽くした味をつけます。

きっとブラックペッパーとかで下味をつけるといいのでしょうが、あいにくと塩しかありません。あと味の素があったかな。
とりあえず、その二つで味付けをします。味の素はグルタミン酸系のうまみ成分を凝縮させた化学調味料なので、魚にはすごく合うと思うんですよね。きっとおいしくなるはず。
下味をつけたら、小麦粉をまぶします。しっかりまぶし終えたら、フライパンを熱し、その上にバターを入れましょう。
バターがちょっと溶けてきたら、小麦粉をまぶしたクロムツの切り身をフライパンの中に入れてください。

これで両面をじっくり焼いていけば完成です。
とりあえずこれは置いておいて、次を作りましょう。
次はお湯引きです。と言ってもじゃーっとお湯をかけて氷水で〆るだけ。

作り方自体はめちゃくちゃ簡単ですよ。あとは切り分けて完成。
最後にお吸い物と酢の物ですね。そちらを作ってい行きます。
水で戻した昆布を鍋に入れて火をつけます。

沸騰する直前になったら昆布をよけて、クロムツの頭を入れましょう。
お吸い物や清湯スープのような澄んだスープを作る時は、絶対に沸騰させてはいけません。沸騰させると、脂と水が細かく混ざり合って濁っていきます。
ちなみに、この濁ったスープのことを白湯スープと言います。
ラーメンのスープを作るのであれば、がっつり沸騰させて作りたいのですが、今回はお吸い物です。沸騰させないよう弱火でじっくりやっていきましょう。
その間に昆布の酢の物を作ります。
出汁用の昆布をそのまま捨てるのはもったいないです。料亭なら、その分のお金をもらっているので納得ですが、家庭でやるなら、食材を余すことなく使いたい。という訳で、昆布の酢の物を作っていきます。
まず、一口サイズにカットしてください。

正直、ここまでくれば完成したも同然です。
次作で三杯酢を作ったほうが好みの酢の物を作れると思うのですが、仕事帰りに作るにはちょっと手間。
こういう時に活用するのが、市販で売られている三杯酢です。ポン酢の瓶のような容器に入って、スーパーとかで売られています。結構おいしいので、ぜひ使ってみてください。
この市販で売られている三杯酢と昆布、ついでにネギを入れて混ぜれば完成です。これを作っている間に、鍋が良い感じになってきました。

ちょっと灰汁みたいな泡はおたまですくって捨てていきます。
かなりおいしそうなスープですね。

写真じゃ分かりにくいかもしれませんが、ちょっと金色をしていて、おいしそうです。脂がちょろちょろ浮いていますが、これはきっとクロムツのモノでしょう。頭だけでもこれだけ脂が浮くなんてすごいですね。
これを越して、盛り付ければ完成ですっ!
実食っ!
と言うことで、完成しましたっ。

クロムツのフルコース……ではないですね。酢の物はクロムツじゃありません。
後、とっくりには出汁というか、お吸い物が入っています。今回はシンプルな感じに作りましたので、御飯にかけて醤油を垂らしていただこうかと思いました。
本当は、お吸い物を作り過ぎただけなのですが……。
とりあえず、一番食べたかったムニエルからいただきます。

口に含めば、広がっていくバターの味。だけどクロムツの味も負けていませんね。脂がいっぱいなので、もっとこってりしたものが出来上がると思ったのですが、予想外にさっぱりしています。なるほど。これはこれでおいしいです。
もう少し下味をしっかりすれば、お酒に合いそうな味になりましたが、今日はいいでしょう。とりあえず、クロムツのムニエルはかなりおいしいっ!
続いて、お吸い物を飲んでいきましょう。

味は……昆布。失敗したなー、そう思える味でした。決して不味くはないです。かなりおいしい味をしていますよ。でも味が、その、昆布なんです。クロムツ間が弱すぎる。多分、水の分量を間違えたからこうなってしまったんだと思いますね。
身もしっかり食べましたが、こちらはめちゃくちゃおいしい。昆布の出汁を吸っているのか、噛むとうま味があふれてきます。やっぱり昆布との相性は良さそうです。課題は、頭半分に対しての昆布だしの分量を見極めること、ですかね。
湯引きは普通においしかったです。でも、せっかくお吸い物があるので、こう、出汁茶漬けみたいにして、ちょびっといただきました。
これがまたうまい。ちょっとどころかかなり贅沢な夕食になりました。
最後に昆布の感想をっ。

三杯酢につけただけ。これだけで劇的においしくなります。
酸味が弱めな三杯酢を買ったのでバクバク食べることが出来ますよ。さっぱりとしていて、途中の口直しには最適です。
今日もめちゃくちゃおいしかったです。
まとめ
今日はクロムツを使ってムニエルとその他を作っていきました。湯引きは安定のおいしさでしたが、ムニエルは新しい発見のような気がします。
ただ、クロムツで料理をするときは、皮をつけてやった方がいいですよ。
クロムツは皮と身の間においしい脂がありますので、そこを取ってしまうのはもったいないです。
皮を取らなかったからこそのおいしさが、もしかしたらあるのかもしれませんね。クロムツもちょっとお高いですが、最高においしいお魚です。
今日もごちそうさまでした。